白金測温抵抗体素子のメーカーであるヘレウスネクセンソスへのインタビュー:「これは限界をうまく克服する絶好の機会です」

ヘレウスアクセラレータープログラムの第1期に参加したヘレウスネクセンソスは、製品ポートフォリオをさらに発展させるために、スウェーデンのスタートアップ企業であるSenSiCと協力しました。ヘレウスネクセンソスの社員が、プログラムの利点を教えてくれました。

SenSiC
共同プロジェクトでは、Olle Westblom氏(SenSiC)、ティム・アスムス、クリックストフ・ハルトニッヒ(両者ともヘレウスネクセンソス)、およびLars Hammarlund氏(SenSiC、写真左から右)は、ガスセンサーに焦点を当てています。

全般的にアクセラレータープログラムにどのようなことを期待し、会社にとってどのような点が魅力的だったのでしょうか。

アクセラレータープログラムは、私たちにとって、そして実際にはヘレウス全社にとって、まったく新しい経験でした。ですから、これは新しいテクノロジーに関する洞察と、スタートアップ企業と協業する新しい方法を探る絶好の機会でした。プロジェクトの目的が明確に定義されていたため、プログラムの構成全体が魅力的だっただけでなく、変化の激しい小さな組織と大きな組織との相互作用を経験したことで、プロジェクトがさらに勢い付きました。

ヘレウスアクセラレータープログラムは、ネクセンソスの技術をさらに発展させるのにどのように役立ちましたか。

アクセラレータープログラムに参加し成功するかどうかは、当然ながら、適切なスタートアップ企業を選択することに大きく依存しています。コーポレートイノベーションの同僚がスタートアップ企業を事前に詳細に調査し、ピッチデーに招待する企業を推薦しました。私たちは、この時に、  SenSiC を知りました。

SenSicと共に、ガスセンサー技術の分野で非常に経験豊富なスタートアップ企業を見つけました。彼らの技術は、過酷な環境に用いられる私たちの温度センサーに完全に適用可能なものでした。そのため、共同プロジェクトでは、ガスセンサーに焦点を当てています。この技術自体は、私たちにとって新しいものではありませんが、ポートフォリオの拡大には最適です。

同僚にアクセラレータープログラムを勧めますか。勧める場合、その理由は何ですか。

ヘレウスのプログラムには多くの利点があります。アクセラレーターの開始時期は理想的でした。私たちは、ポートフォリオの拡大と新しいビジネスの機会、市場を特定する戦略的な議論を終えたばかりでした。全体的に見て、私はこのプログラムを同僚に勧めます。まずは試し欲しいと思います!私たちにとってこのプログラムは、限界をうまく克服する絶好の機会であり、成功すれば、ポートフォリオを素早く拡大することができ、とても素晴らしい成果につながります。私たちは、このプログラムは急速に変化する環境において重要と捉えています。プログラム全体は非常に参加しやすく、コーポレートイノベーションチームが候補企業を事前に選び、グローバルビジネスユニットが適切な技術を選びます。もちろん、このプログラムがプロジェクトのためのリソースを必要とすること、そして、いずれのビジネスユニットにとっても、プロジェクトが実際の収益につながるのは今から数年後になる可能性があることは忘れてはならない点です。


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