イノベーションを
コアビジネスとして

ヘレウスでは、新しいアイデア、生き生きとした精神、協力的なパートナーシップが、社会に貢献するイノベーションを生み出しています。ヘレウスは、研究開発、オープンイノベーション、コーポレートベンチャリングに重きを置いています。

このイノベーションの強みは、ヘレウスの技術リーダーシップの基盤となっています。私たちはヘルスケア、e-モビリティ、人口動態など未来のトレンドに注力をしており、特にそれらを形作る革新的な製品やソリューションの開発を行っています。

In Focus:グリーン水素

Green Hydrogen

未来のコンセプト、水素エネルギー社会

水素は、石炭、ガス、石油からの脱却を可能にします。再生可能エネルギーから作られ、CO2を排出しないグリーン水素は、人類が必要とするエネルギー、暖房、経済、輸送システムを化石燃料から卒業させる再生可能エネルギーキャリアとしての可能性を秘めています。つまり、水素は、気候目標の達成に欠かせない存在となっています。気候目標達成の前提条件には、十分な水素の生産が挙げられますが、これは複数の貴金属の可用性にかかっています。貴金属のスペシャリストであるヘレウスは、水素の生産に必要な触媒から貴金属リサイクルに至るまで、水素エネルギー社会のための研究開発に携わってきました。

 ヘレウスが支援する水素エネルギー社会とは

イノベーションの推進

ヘレウスの核融合エネルギー

2023年『光の国際デー』でのスポットライト:核融合エネルギー

1960年5月16日。この日、まばゆい光のビームが空を切り裂きました。米国の研究所で、史上初のレーザーが使用されたのです。この画期的な出来事、そして光にまつわる科学やその応用の重要性を記念して、UNESCOはこの日を『光の国際デー』に制定しました。現代の私たちの世界は、レーザー技術なしには成り立ちません。そして近い将来、この技術はエネルギー供給の確保に役立つと考えられています。それが、核融合/レーザー核融合技術であり、ヘレウス・コナミックによる超高純度石英ガラスによるカスタム化されたレーザー光学部品の技術です。

 石英ガラス光学部品がもたらしたレーザー核融合の発展とは

イノベーションを起こすには

研究開発

ヘレウスは、研究開発を常に最優先としてきました。世界中の700名以上の研究開発担当者が、お客様や社会に向けた持続可能なソリューションを日々提案しています。各国の研究応用センターにおいて、地域のパートナーとともに製品の開発・試験を行っています。

研究開発においては、各ビジネスセグメント内の専門ユニットと社内スタートアップを重用しています。2019年度・2020年度には、貴金属を除く収入の7%を研究開発に投資しました。

世界に広がるヘレウスのイノベーション

ヘレウスのイノベーションセンターについて:

ドイツ本社のイノベーションセンターfiftyONEは、ヘレウスの専門家やパートナーがネットワークを通じて協働する、イノベーション開発の中枢です

fiftyONEへようこそ。ここは、人と人のネットワークづくりをし、新しいものごとを創造し、知識をデジタル化し、そして顧客を第一に見据える場所です。ここには、制限はありません。「Open Space for Open Minds(オープンマインドのためのオープンスペース)」です。

ドイツ・ハーナウ本社 fiftyONE
米国・ミネアポリス:コラボレーションハブ
パイロット生産部門:新製品の短期プロトタイプ製作、試験、パイロット生産およびイノベーション開発を行う場所です。

医療機器に携わる顧客に対し、医療イノベーションの設計・開発・生産の促進を支援

医療事業では、市場投入までのスピードが肝要です。患者さんの命にかかわるため、医療機器業界は、コンセプト段階から実際の治療に至るまでの医療イノベーションの迅速な開発に特に注力しています。

医療機器業界においては、外部との戦略的な協力体制が欠かせません。医療機器製造会社にとっては、自社チームを強化し製品開発を促進するための、外部との協働の重要性が高まっています。これを受けて、ヘレウス・メディカルコンポーネンツは、最先端のコラボレーションハブを立ち上げました。医療機器に携わる顧客やパートナーが、製品やイノベーションを迅速に上市するための支援を行うことに特化しています。

コラボレーションハブのロビー(米国ミネアポリス)
Please take a seat: The lobby of our Collaboration Hub in Minneapolis, USA

設計開発能力を統合し、「同じ場所」で協働

ミネソタ州ミネアポリス、「メディカルアレー」の中心に位置する本施設は、6,200m2の敷地面積を誇ります。ここでは、顧客やパートナーに、ヘレウス・メディカルコンポーネンツの研究開発エキスパート(エンジニア、設計者、材料工学科学者、生産のスペシャリストなどの技術専門家)と現地またはバーチャルで協働する機会を提供しています。優れたチームと専門性が一堂に会することで、より迅速で、より生産的なコラボレーションを可能にしました。

コラボレーションハブでは、顧客に対し、新製品の短期プロトタイプ製作、試験、パイロット生産、イノベーション開発にあたって必要な専門知識や開発技術のすべてを提供しています。本施設の設計・開発設備には以下が挙げられます。

  • テストラボ
  • 臨床シミュレーションラボ
  • トレーニングラボ
  • 機械室
  • パイロット生産機
ヘレウス・メディカルコンポーネンツの副社長、ハイコ・シュペヒトは、コラボレーションハブを、「お客様とパートナーが新しいアイデア、素材、技術を探り、次世代に向けた画期的イノベーションや治療法を開発するための、根本的変化を促進する場所」であると捉え、次のように述べています。「必要な専門性がすべて一堂に会するこの施設は、私の誇りです。このアプローチは、必ず違いを生み出すと確信しています。お客様の製品をコンセプトから現実世界へ打ち出すスピードの促進に貢献するものです。」

上海イノベーションセンター:ヘレウスの開発者による、パワーエレクトロニクスと半導体産業分野の製品やプロトタイプのシミュレーション・設計・試験を実施

上海のヘレウスエレクトロニクスイノベーションセンターは、2018年に始動しました。

600m2以上の敷地において、ヘレウスの開発者がパワーエレクトロニクスと半導体産業分野の製品やプロトタイプのシミュレーション・設計・試験を行っています。開発の初期段階から顧客と協働し、開発プロセスを支えます。初期開発がより迅速に進むため、製品の市場投入のスピードが向上します。

58もの機械を備えた  ヘレウスイノベーションセンター は、広範囲にわたる試験やシミュレーションの設備を擁しています。デュアルチャンバー真空ろう付け炉、アルミニウム-銅ワイヤー用のワイヤーボンダー、耐久試験やX線検査用の試験場などです。

 上海ヘレウスイノベーションセンターの開発についての詳細はこちら。中国のイノベーション・エンジニアリングサービス部長のチャン・ジン博士のインタビューを公開しています。

ヘレウスエレクトロニクスのイノベーション
ヘレウスエレクトロニクスのイノベーション
ヘレウスエレクトロニクスのイノベーション
ヘレウスエレクトロニクスのイノベーション
ヘレウスエレクトロニクスのイノベーション

シンガポールのエクセレンスセンターでは、エレクトロニクスのメガトレンドに対するソリューションを開発しています。

2020年4月に開設されたシンガポールのエクセレンスセンターは、ヘレウスのイノベーションとアプリケーションチームの拠点です。最先端の技術と空調完備のクリーンルームを備えており、詳細なデータ分析を行う革新的な測定プロセスを提供します。高度なパッケージングやSiP用途の材料ソリューションを、お客様とともに開発することが可能です。

「特にシンガポールを選んだのは、優れた科学者やエンジニアの集まる場所であるからです」と語るのは、ヘレウス・エレクトロニクスの取締役副社長兼イノベーション担当グローバルヘッドのマイケル・イェーガー博士。「チームは5G通信、IoT(モノのインターネット)、AI(人工知能)のメガトレンドに注力しています。いずれも、半導体エレクトロニクスシステムの小型化に大きく依存している分野であり、高度なパッケージング用途を必要としています。私たちは、材料と用途のソリューションをお客様に提供することで、これを実現しようとしています」

Heraeus Singapore

オープンイノベーション

近年、イノベーションを取り巻く環境は大きく様変わりしています。イノベーションのプロセスが加速している現在において、私たちをより速く、より良い方向へと導いてくれるのは、オープンイノベーションを基盤とする文化です。それこそが、ヘレウスが他の企業や研究ネットワーク、大学など、外部のパートナーと協働する理由です。ヘレウスは新しいパートナーシップに対しオープンであり、学際性に重点を置いています。

ヘレウスとの協働

ヘレウスは、世界各国において、数々の分野でのスタートアップやパートナーを募集し、有望なアイデアに投資し、スタートアップに対しアクセラレータープログラムへの参加を呼びかけています。

ヘレウスのスタートアップ

ヘレウスは、企業インキュベーターイニシアティブのもと、新しいビジネスモデルや技術の社内開発を促進しています。

ヘレウスでは、より機敏に行動し、クロスリンク型思考と学際的研究開発の利点を活かすため、グローバルビジネスユニットを超えて下記のビジネスアイデアを促進しています。

デジタイゼーション

デジタイゼーションは、これまで以上にイノベーションに活用されています。2019年、ヘレウスはデジタルハブを創設しました。これは具体的なプロジェクトやプラットフォームによって、様々なビジネスユニットのデジタイゼーションを推進するための中核ユニットです。

注力している分野は、データサイエンス&アナリティクス、産業ロボティクスとオートメーション、デジタルトランスフォーメーションの支援です。

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イノベーション文化

イノベーションは、人間の手によるものです。隔絶した状態で創造されるのではなく、オープンな文化のもとで人がよいアイデアを発展させることによって生まれるものです。だからこそヘレウスは、雇用主として「Open Space. For Open Minds.®(オープンマインドのためのオープンスペース)」を提供しています。

アジャイルプロジェクトマネジメント、外部専門家との意見交換、マーケット主導のイノベーションマネジメント、イノベーションセンター、革新的アイデアの表彰……いずれも、ヘレウスにとっては、イノベーション文化を繫栄させ促進させる方策のほんの一部に過ぎません。

fiftyONE - ここはヘレウスがイノベーションを刺激する場所
fiftyONEのコンセプトについて詳しくご覧ください!

私たちのイノベーションストーリー

明日のイノベーションに向け
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