宇宙用の耐性素材

宇宙では、距離だけでなく、環境条件も大きな課題となります。強い温度変動や宇宙放射線の影響により、衛星や研究機器、宇宙服はすぐに劣化してしまいます。そのため、素材には非常に高い耐久性が求められます。

人類は何十年も前から宇宙を探索してきました。しかし、私たちはまだ宇宙の扉を少しだけ開けたに過ぎません。その理由の一つは、宇宙空間は陽子やアルファ粒子からなる宇宙背景放射が溢れており、非常に大きなエネルギーを持っているからです。放射線に加えて、-270°Cという極端な低温が、宇宙での研究を困難にしています。ちなみに、地球上で観測された最低気温は-93°C。大気に守られた地球に暮らす我々人類にとって、宇宙空間におけるこれらの環境要素すべてが致死的に危険です。宇宙線や低温は、研究衛星やその機器に負担をかけます。これら精密機器の素材は、この環境に一定の時間しか耐えることができず劣化していきます。もちろん、地球上のように簡単に部品を交換できるわけではないので、素材の耐久性が重要です。

私たちの貢献:石英ガラスとアモルファス金属

用途に応じて、時にはアモルファス金属、時には石英ガラスが適しています。これらの材料は、その特性から、宇宙の厳しい環境条件に対して特に耐性があります。

宇宙線に負けない石英ガラス

石英ガラス

51年前、人類初の 月面着陸の際、宇宙飛行士はレーザー反射鏡を設置しました 。これにより、地球と月の距離を数センチ単位で正確に計算できるようになり、現在に至っています。その秘訣とは、石英ガラスを使用した高純度のコーナーキューブプリズム100個からなる反射鏡であり、これを開発したのが ヘレウス・コナミック です。合成石英ガラスの Suprasil® は、宇宙でのこれら過酷な条件に耐えることができます。化学的に非常に純度が高いため、宇宙線の影響を受けにくいのです。また、昼夜の大きな温度変化にも耐えられるため、信頼性の高い測定が可能です。

宇宙空間での石英ガラスとは

低温用アモルファス金属

アモルファス金属

宇宙船や人工衛星、探査機、宇宙で使う道具などは、短期間で消耗しないように特殊な素材を使わなければなりません。しかし宇宙での研究プロジェクトには、時間がかかります。アモルファス金属は特に耐久性に優れています。従来の材料とは異なり、低温でも脆くならずに耐えられるのです。ヘレウス・アムロイ は、アモルファス金属から多岐にわたる製品を製造しています。例えばNASAのプロジェクトでは、 宇宙ロボット用のフ は、アモルファス金属から多岐にわたる製品を製造しています。例えばNASAのプロジェクトでは、宇宙ロボット用のフライスヘッドを開発しました。

アモルファス金属製のドリルヘッドとは