導電性ポリマー

ポリアニリン、ポリピロール、そしてポリチオフェンといった導電性ポリマーは、ドーピングによってπ電子共役系から電子を取り除くことで、ポリマー主鎖沿いに電子が移動し導電性が発現します。導電性ポリマーについては、この30年程研究が重ねられており、2000年には導電性ポリマーの発見と開発において白川英樹教授がアラン・ヒーガー、アラン・マク ダイアミッドと共にノーベル化学賞を受賞しています。Clevios™ PEDOT:PSS は、ポリアニオンを添加したイオンを含む置換ポリチオフェンで、いままで発売された製品の中でも最も高い 1000 S/cmの導電性を誇ります。In-situ化学重合用モノマー及びその重合酸化剤、水分散液(原液)、すでに溶剤と添加剤を含んだそのままご使用可能なインク化された配合液を提供しています。

Clevios™ とは、導電性ポリマーコーティング用途向けに開発された、モノマー、重合酸化剤(触媒)、ポリマー及びその調合液から構成される関連製品の商標です。重合における化学反応は上記を参照してください。

  • 導電性ポリマー(最大 1000 S/cm)
  • 優れた化学的安定性
  • 高い透明性(d = 100nm で Y が90%)
  • 取扱い容易なポリマー分散液、または in-situ 重合
  • 高い安全性
  • 用途・ご要望に応じた製品の調製
  • 高い耐熱性とUV耐性
  • 量産対応

ポリマーとは一般的には絶縁体を指します。しかし、その中でも特別な「導電性ポリマー」は半導体や金属並みの伝導性を有しています(最大 100 ~ 1000 S/cm)。

このようにポリマーと金属的特長を併せ持つため、特にこれまでに不可能とされていた電子産業における様々な用途がこの導電性ポリマーによって可能となりました。ポリアセチレンやポリピロールなどの初期の導電性ポリマーは、長期的に見た場合に導電性における安定性/加工性に課題がありましたが、ヘレウスでは、ポリ(3,4-エチレンジ オキシチオフェン)であるPEDOT(Clevios™の商標で販売中)を開発し、20年以上に渡り以下の素晴らしい特性を持った導電性ポリマーのラインナップを展開しています。

  • 高い導電性
  • 高い透明性
  • 高い安定性
  • 容易な加工
to top