YAGEO NexensosがHVACアプリケーション向けに設計したPCB白金測温抵抗体

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白金温度センサは、DIN EN 60751規格に準拠しており、優れた長期安定性、信頼性、高精度、使いやすさ、再現性により幅広く使用されています。

消費者への正確な使用料金を保証するため、熱量計には高精度の温度測定が必要とされています。

HVAC

YAGEO NexensosのPCBは、プリント基板に白金センサを実装しており、要件の厳しい熱量計アプリケーション向けに設計されました。SMD(表面実装デバイス)タイプの白金センサとシステムケーブルの接続パッド間に配置された独自の導電性蛇行によって、熱伝導とそれに伴う測定誤差を低減します。浸漬の深さはわずか15mmで、正確で安定した温度測定が可能です。PCBの白金測温抵抗体は、動作温度範囲が-40℃~+150℃の浸漬型センサやダクト型センサのアッセンブリ用に最適化されています。パットがPCBの反対側にあるため、はんだの接合部を絶縁する必要はありません。チューブの直径をセンサの幅に合わせることで、追加の絶縁材は不要です。電気絶縁とセルフセンタリング機能で、簡単な取付が可能となり、応答時間への影響を回避します。

最適化された設計は、手作業による組み立て工程が大幅に簡素化し、自動または半自動型処理をサポートします。最適な性能を得るためには、熱伝導性ペーストによるポッティング材の使用を推奨しています。

固定された小型のSMDコンポーネントと必要最小限の浸漬深さにより、熱質量が大幅に低減され、センサの寿命全体にわたって高速で安定した測定結果が保証されます。

PCBタイプの白金測温抵抗体はその他HVACアプリケーションにも有効

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PCBセンサの設計は、熱量計アプリケーションにとって理想的なソリューションであり、他のHVACセンシングアプリケーションの性能向上にも期待できます。空気または水温測定の再現性は、一貫したユニット間のセンサ位置に依存します。例えば、ダクト内温度測定アプリケーションでセンサが異なる深さにある場合、デバイス間での測定誤差が生じる可能性があります。その結果、オフセットが設定値の制御精度に影響を及ぼします。一貫してプリント基板に固定されているPCBセンサは、センサプローブが適切に組み立てされているため、測定誤差を生じません。

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