ガス触媒赤外線システム

ガス触媒赤外線ヒーターは、白金触媒を用いて反応にて得られる熱エネルギーを長波長赤外線に変換します。熱の生成中に発生する副生成物は水と二酸化炭素です。無炎の触媒反応は、窒素酸化物ガス(酸化窒素および二酸化窒素)または一酸化炭素を発生させることなく、175℃~480℃の制御可能な赤外線パネルの表面温度にします。

主な特長

  • 175~480℃の表面温度
  • 約20kW/m2の最大表面出力密度
  • 無炎反応
  • 均一な熱分布
  • インテリジェントPLC(プログラマブル論理制御)
  • CO2 + H2Oの排出

お客様のメリットは以下の通りです。

赤外線熱は輻射エネルギーを照射し、必要な個所に熱エネルギーを与えます。お客様の熱プロセスに適合するようにコントロールパネルを設計します。

このため、無駄なエネルギーを省き、プロセスの安定性を向上します。また、処理能力を増やし品質も向上します。プロセス時間は最大66%まで短縮でき、必要になるスペースは従来のシステムと比べ最大50%まで節約することができます。

エネルギー波長は、3.5~5.5μの範囲で、粉体塗装や水系の吸収波長に適合しています。

アプリケーション分野

ガス触媒赤外線炉

ガス触媒赤外線照射は以下のようなプロセスに最適です。

  • 木材(MDF)のコーティング
  • 金属および非金属基板の粉体塗装
  • ラッカー、食品、革製品などの乾燥
  • プラスチックの熱成形

赤外線パネルは4つの標準サイズがあり、お客様のアプリケーションに応じて大型または小型の赤外線炉システムを作ることができます。それぞれのシステムには、精密にプロセスを制御するために、個々のPLC制御ゾーンに分かれています。

ガス触媒赤外線システムによるボート船体のペンキ塗装がより良い仕上がりに

ガス触媒赤外線システムによるボート船体のペンキ塗装がより良い仕上がりに

アメリカ・ロードアイランド州ブリストルにある International Marine Composites社は、ヨット産業の盛んな北東部にあります。この地域でビジネスを行うためには、種類を問わずボートの修理ができること、また塗料の塗り替えにも対応できることが必須となっています。海洋産業では一般的に、湿式仕上げを信頼しており、船体に希望通りの色を出すため、2種類のポリウレタン仕上げの下にエポキシプライマーの下地処理をし、高度なグロス仕上げを長持ちさせるためには、追加で2液型ポリウレタンクリアコートを施しています。

ガス触媒IRシステムで溶接機の亜鉛下塗り塗料の硬化時間を50%短縮

ガス触媒IRシステムで溶着機の下塗り塗料の硬化時間を50%短縮

移動式溶接機は、さまざまな現場で使用されています。それらのケーシングは、下塗り塗料での耐食コーティング後、上塗り塗料で装飾仕上げが行われます。しかし、両方のコーティングを完全に硬化させるにはかなりのコストと時間がかかります。ヘレウスのガス触媒システムは、溶接機の軟鋼ケーシングの耐食コーティングを以前の半分の時間で硬化させることに貢献しています。これにより、運用コストも削減されます。この革新的なソリューションは、アーク溶接機器の大手メーカーであるMiller Electric社、コーティングメーカーであるTCI Powder Coatings社と、赤外線の専門家であるヘレウスよって開発されました。新しいシステムの要はガス触媒赤外線ヒーターシステムで、亜鉛下塗り塗料を完全に硬化する必要がなくなりました。

ガス触媒赤外線システムによるリム改修の生産量を増加

ガス触媒赤外線システムによるリム改修の生産量を増加

ヘレウスの2台のガス触媒IRシステムにより、ニューヨーク州プレインビューにあるElite Rim Repair社の生産量が50%増加しました。 同社はリム改装業の大手で、ディーラー、ボディショップ、個人の顧客に対し、高品質のホイール、リム、またはホイール改修の総合的なサービスを提供しています。同社が継続的に成長するために、生産能力を増強し、既に高品質の基準をさらに向上させる方法について、ヘレウスに相談しました。

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