赤外線ブースターは生産工程を最適化します

既存の乾燥炉の能力不足で、生産ラインのボトルネックになっていることがよくあります。ヘレウスは既存の乾燥炉の前に赤外線ブースターを設置することで乾燥効率の良いソリューションを提案してきました。

Infrared boosters

ヘレウスでは、赤外線乾燥システムまたは赤外線乾燥炉を「赤外線ブースター」と称しています。赤外線ブースターは製品を急速に目的温度まで上昇させ、それによってラインスピードを上げることができます。製品によっては、コーティング乾燥や硬化にかかる時間の最大50%短縮ができた実例があります。

赤外線ブースターは、既存の乾燥炉の前または後、または中間に設置することができます。

赤外線ブースターの特長:

  • 速い乾燥による乾燥時間の短縮
  • 短い乾燥距離によるスペースの縮小化
  • 速い応答時間によるエネルギーの節約

赤外線ブースターには、電気とガス触媒による2タイプがあります。製品とプロセスの特定条件によってどちらを採用した方が良いかが決まります。実際には、赤外線ブースターはさまざまな組み合わせで使用されます。ガス触媒赤外線炉とともに温風炉や赤外線ブースターの前に設置する赤外線ユニットがその例です。

赤外線ブースターが既存の生産現場をどのように最適化できるかを、いくつかのアプリケーション例でご紹介します。

金属ハウジングの乾燥で製造効率を向上する赤外線ブースター

既存設備では、長波赤外線ヒーターを用いて小型冷却ユニット用の金属製コンプレッサを硬化していました。このヒーターをヘレウスの中波長赤外線ヒーターに置き換え、さらに、高出力の短波長赤外線ヒーターを搭載した赤外線ブースター前のラインに取り付けました。

この赤外線ブースターは、製品を、素早く乾燥に適した温度に上げるためのものです。

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自動車のサスペンション用ばねの品質を向上する赤外線ブースター

ドイツの自動車サスペンション用ばね製造会社であるAhle Federn社では、ヘレウスの赤外線ブースターを用いて、サスペンション用ばねのコーティングにおいて一層高い品質を得ています。赤外線ブースターは設置面積を縮小するだけでなく、既存の生産レイアウトをほとんど変更することなく粉体塗装の本硬化前に設置することができます。赤外線ブースターでは粉体塗装の前にばねを加熱し、粉体塗装は温風炉で硬化します。

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トレーラーメーカーの粉体塗装の生産効率を向上するガス触媒赤外線ブースター

Gatormade Trailers社では、最新式の温風乾燥炉を有していましたが、最重量部品に対して要求される仕上がり品質を得るためには、生産速度をほぼ停止状態まで落とさなければならいという問題がありました。同社はこの問題を解決するために、ガス触媒赤外線ブースターを検討しました。ゲル化前ガス触媒赤外線ブースターを本硬化用の温風炉の前に設置し、生産速度を上げることに成功しました。

粉体がゲル化し始める温度に素早く上昇させることができるようになりました。

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フローリング材生産プロセスの柔軟性と制御性を向上する赤外線ブースター

ヘレウスの赤外線ブースターは、ビニール製フローリング材のさまざまな生産プロセスで使用されています。これは、生産の制御性と生産ラインの柔軟性が向上を得るためです。フローリング材の基本的な生産工程は、ガラス繊維の内部マットとなるPVCの裏層上にPVCペーストの厚さを積み重ねる工程で構成されています。裏層の乾燥、塗布されたPVCペーストの効果的な硬化には加熱プロセスが不可欠で、重要なプロセスです。効率の良い硬化プロセスには、ヘレウスの中波長赤外線ヒーターが搭載されたブースターが用いられています。

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MDFの粉体塗装を最適化する赤外線ブースター

ヘレウスの赤外線ブースターは、ドイツのSauter GmbHによるMDF(中密度繊維板)の粉体塗装に用いられています。このMDFはテーブル、キャビネット、オフィス用家具に広く利用されています。しかし、MDFはほとんど導電性ではなく熱に敏感な板であるため、粉体塗装は大きな課題でした。以前に使用していた粉体塗装乾燥炉ではすぐにその容量限界に達してしまったため、ヘレウスの赤外線ブースターを選択しました。

このブースターは、既設の乾燥炉をそのままに、粉体塗装が140℃〜150℃に予熱され数秒以内にゲル化するコーティングステーションのすぐ後に設置されました。

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エンジン・ハウジングの粉体塗装に用いられる赤外線ブースター

ドイツのDemag Cranes and Components社は、ハウジングにトップクラスのコーティングを施した高価なエンジンを製造しています。ハウジングの質量が非常に大きく粉体塗装は困難であったため、慎重に検討した結果、赤外線と粉体塗装の吸収波長が最適である赤外線ヒーターを加熱源として選択しました。粉体塗装は温風炉よりも赤外線で速くゲル化することが分かりました。

これにより、コーティング品質が改善され、より速いライン速度が可能になりました。導入後は、エンジン・ハウジングは完全自動プロセスで静電塗装され、粉体塗装はまず加熱ゾーンで溶融されキープゾーンで硬化されます。

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