光プロセスソリューション

ヘレウスは真空紫外から中波長赤外領域までの幅広い波長帯の光を、適切な発光励起手段を用いて多種多様な産業界の生産プロセスに光ソリューションを提案しています。

産業界の課題の解決策となるだけでなく、製品の降下物の物性向上など、製品品質そのものに革新をもたらす、付加価値を与えるものとして注目されています。

ハイブリッド型光プロセス例

IR+UVハイブリッドキュアシステム ©ヘレウス株式会社

UV照射前にIR照射を行うことによって、以下のような物性が向上します。

  • 硬化膜表面の耐傷付性が向上
  • UVのみ照射より低い開始剤濃度でラインスピードを上げることが可能
  • 硬化膜中のアクリル基二重結合コンバージョンが向上
  • 架橋密度や屈折率が上がり、硬化膜の表面反射率も上昇
UV+IRハイブリッドキュアシステム

UV照射後にIR照射を行うことによって、以下のような効果があります。

  • UV硬化後の短時間加熱により、架橋反応によって生じた応力緩和時間が短縮する
  • カチオン硬化系ではポスト硬化反応が加速し、生産性およびプロセスの安定性が向上する
  • 開始剤の分解臭が改善される
UV-LED+UVコンベアシステム

研究開発の実験機用としてヘレウスのUV-LEDとUVランプを搭載したコンベアシステムです。ヘレウス社内のアプリケーションラボにおいて、生産性が向上することが実証されています。

アプリケーション例

  • UV-LEDとUVランプの硬化性能の比較
  • UV-LEDによるインクジェットインキ形状の定着
  • UV-LEDによる仮硬化後のUVランプによる本硬化
UV-LED+UVコンベアシステム

UV照射前にUVC照射をすることによって以下のメリットがあります。

アプリケーション例

  • 表面硬化性の向上
  • 表面改質後のコーティングや硬化プロセスのインライン化