UV(紫外線)硬化プロセス

初めてUV硬化プロセスの導入を検討されるお客様にとっては、以下のような疑問を持たれることがあるようです。

  • 熱硬化(プロセス溶剤を熱エネルギーによって気体化し、固溶媒を固体化する方法)との違いは?
  • エージング時間はどのくらいかかるのだろうか?
  • 基材や材料は決まっているが、UV硬化プロセスは適しているのだろうか?
  • どのようにしてプロセス条件を決めたらよいのだろうか?
  • UV装置を導入するにあたって、スペースはどのくらい必要だろうか?

このような疑問にお答えするために、UV硬化プロセスについてご紹介します。

光化学反応によるUV硬化プロセスとは?

UV(紫外線)硬化プロセス


UV硬化プロセスは「光重合」と呼ばれる化学反応で、紫外線エネルギーを用い、液体を固体に(モノマーをポリマーに)化学変化させる技術です。UV硬化材料は一般的に、モノマー、オリゴマー(プレポリマー)、光開始剤およびその他の添加剤で構成されています。UV光(紫外線)の照射を受けると光開始剤は励起され、開裂し、ラジカルまたは酸を発生します。発生したラジカルまたは酸により、モノマーが重合し、ポリマーに転換します。

UV硬化は、数秒で樹脂が硬化し、乾燥のための長い時間が不要なため、エネルギー消費を抑えられます。また、無溶剤化も可能なため、大気中への放出物も少なく、環境汚染物質の発生を抑えることができる優れた技術です。

UV硬化の特長がもたらすお客様のメリット

  • 高生産性: 硬化時間はたったの0.1~数秒なため、生産プロセスにかかる時間を大幅に短縮することができます。
  • 低熱性: 樹脂フィルムなど熱に弱い基材への照射が可能なため、変形や変質することなく硬化できます。
  • 品質の安定性: 適切な光照度や波長の選択により、耐摩耗性、耐汚染性、耐候性、光沢度、密着性、柔軟性、形状など、良好な硬化物特性が得られます。
  • 作業効率の向上: 光を瞬時にON/OFFできるため、熱硬化と比べ装置の立ち上げにかかる時間を短縮することができます。
  • 環境対応性: 無溶剤で使用が可能なため、VOCやHAPなどの環境汚染物質の発生がなく、二酸化炭素の発生もありません。
  • 省エネルギー・省コスト: 年間エネルギーコストは熱硬化に比べて極めて低く、無電極UVランプシステムは長寿命なためランニングコストも抑えることができます。
  • 省スペース: 熱硬化で使われるような複雑で大型な設備を必要とせず、設置面積を大幅に縮小することができます。

UV硬化アプリケーション分野

UV硬化技術を利用した革新的な要素技術が開発され、高付加価値を備えた応用製品が次々と生まれています。皆さまの身の回りにも数多く存在している携帯電話、各種ディスプレイ、自動車部品、フロアシートなど、その応用製品に限りはありません。。UV光は数々の品物の機能性を向上し、美しく、そして便利にしています。

  • 自動車関連
  • 機能性フィルム関連
  • 光ファイバー関連
  • ディスプレイ関連
  • 携帯電話関連
  • 印刷関連
  • 医療関連
  • パッケージ関連
  • 電子部品関連
  • 建装材関連
  • テキスタイル関連

UV硬化のアプリケーションに関する詳しい情報はこちらをご覧ください。

UV硬化製品について

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