無電極UVランプバルブの
発光スペクトル

「UV(紫外線)ランプの発光スペクトル」と「フォーミュレーション中の光開始剤の吸収スペクトル域」のマッチング度合いで紫外線硬化の効率と品質は左右されます。

ランプバルブの選択にあたっては、用途、紫外線硬化材料、硬化プロセス等を考慮し、それに最適な発光スペクトルのランプバルブを見つけなければなりません。エクセリタスノーブルライトには4種類の発光スペクトルを持つバルブがあり、お客様は紫外線照射装置に取り付けられているランプバルブを入れ替えるだけで、発光するUV波長を交換することができます。

Hバルブ

無電極UVランプ Hバルブ

高圧水銀灯スペクトルと類似の発光スペクトルを示し、254 nm、313 nm、365 nm、405 nmおよび445 nmに輝線で発光します。メタルハライドランプより短波長領域の出力が高いため、クリア塗装やニスコートの硬化に使用されています。

  • 主な出力波長: UV-CからVis
  • 主な用途:クリアコーティングなど

Dバルブ

無電極UVランプDバルブ

鉄(Fe)のハロゲン化物を封入したランプです。メタルハライドランプと類似の発光スペクトルを示し、水銀ランプと比較し、長波長側の広域にわたり発光します。主なUV出力波長を380 nmとし、印刷業界では色インクの硬化に多く使用され、また樹脂硬化やフィルム関係の用途にも使用されています。

  • 主な出力波長: UV-BからUV-A
  • 主な用途:インキなどのピグメント(顔料)を混合したUV材料やインクの硬化、樹脂、フィルムなど

Vバルブ

無電極UVランプVバルブ

ガリウムのハロゲン化物を封入したランプです。420 nm域を中心に、405~425 nm域に強いピークを持ち、印刷の製版や厚膜塗料の硬化に使用されています。

  • 主な出力波長: UV-AからVis
  • 主な用途:厚膜塗料の硬化、白色顔料を含むインクの硬化など

H+バルブ

無電極UVランプH+バルブ

Hバルブに比べ、300 nm以下の短波長域(200~280 nm)の発光エネルギーが平均15%程度アップしたバルブです。

  • 主な出力波長: UV-CからVis
  • 主な用途: クリアコーティング
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