この写真は、100%出力で動作している中波長カーボンヒーターです。この場合、最大エネルギー波長2.0μmの中波長が放射されます。例えば、搬送速度を落とした時に加熱能力を下げたい場合、赤外線ヒーターの電力を、例えば50%まで下げるためには、2つのオプションがあります。
出力50%オフにするには2つの方法があります
![100%出力で動作している中波長カーボンヒーター 100%出力で動作している中波長カーボンヒーター](/media/media/hng/media_hng/service_and_consulting/Academy_IR_emitters_100_output_image_w700.jpg , /media/media/hng/media_hng/service_and_consulting/Academy_IR_emitters_100_output_image_w700.jpg 2x)
![すべてのヒーターは50%の出力に下げられている様子 すべてのヒーターは50%の出力に下げられている様子](/media/media/hng/media_hng/service_and_consulting/Academy_reduced_to_50_power_image_w700.jpg , /media/media/hng/media_hng/service_and_consulting/Academy_reduced_to_50_power_image_w700.jpg 2x)
オプション1:電圧を下げて、ヒーター出力を50%する方法
この場合、ヒーターのフィラメント温度が下がり、輻射される波長は変わります。電圧制御は、正確にプロセス温度コントロール必要がある場合に使用されます。
![ツインチューブヒーターの片側のフィラメントがオフになっている様子 ツインチューブヒーターの片側のフィラメントがオフになっている様子](/media/media/hng/media_hng/service_and_consulting/Academy_one_element_switched_off_image_w700.jpg , /media/media/hng/media_hng/service_and_consulting/Academy_one_element_switched_off_image_w700.jpg 2x)
オプション2:ツインチューブヒーターの片側のフィラメントをオフにする方法
ツインチューブヒーターは2本のフィラメントを有し、片側だけを消すことが可能です。単純な制御で50%オフを実現します。点灯している側のフィラメントは同じ温度で運転し、波長2.0μmを変えずに出力50%となり、目的プロセスが波長変化の影響が大きい場合は、有効な手段となります。
どちらのオプションを選ぶべきでしょうか。
製品とプロセスを考えて最適な方法を選ぶ必要があります。波長が重要な要素である場合は、オプション2が適し、製品温度が重要な場合は、オプション1の方が優位だと思われます。どちらを選択するかについては、当社のアプリケーションスペシャリストにお問い合わせください。