UV(紫外線)殺菌の用途

紫外線が殺菌に効果がある理由をご存知でしょうか。

通常、物質の表面や空気、水には大量の微生物が存在しています。無害なものもあれば、人間に深刻な健康上のリスクを引き起こす可能性のあるものもあります。

200〜300 nmの波長域の紫外線は、殺菌効果があります。細胞内のDNAがこの波長域の紫外線を吸収すると、DNA構造は破壊され、生きている細胞は不活性化されます。したがって、ウイルス、細菌、酵母菌、真菌などの微生物は、紫外線照射により数秒で死滅します。

化学物質を使用する必要がないため、紫外線殺菌は信頼性が高く環境にやさしい方法です。また、微生物は紫外線に対する耐性をつくることはありません。

このため、200〜300 nmの紫外線は、次のような用途に用いられています。