ライフサイエンス アプリケーションにおける白金温度センサ

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研究、開発、生産において、適切な管理と正確なデータ取得は極めて重要な成功要因であり、温度管理はこれらのプロセスにおける必須な制御パラメータです。生体適合性のある材料や機器を使用する製薬および医療分野でも、長年にわたる確実な温度管理を必要としています。

実験装置および分析機器における信頼性の高い白金温度センサ

正確に温度測定を行う白金温度センサは、実験装置や分析機器の信頼性を高め、生物学的薬剤に必要なコールドチェーンの安全性を保持します。温度のモニタリングと制御コントロールが必要な医療機器には、正確なデータが不可欠です。また、患者への正確な診断と治療、研究検査結果を適切に理解するためにも高精度な温度測定が重要になります。長い耐用年数と品質保証が求められる医療機器は、重要な設備投資です。ヤゲオの白金温度センサは耐久性が高くまた、抵抗値と温度がリニアに変化する特性は国際的に標準化されているため、長期使用後のセンサの交換を容易にします。ヤゲオは白金薄膜の技術力、知識そして数十年にわたる経験から様々な測定ソリューションを提供しています。

安全で安定した温度モニタリングが必要な医療現場においての白金温度センサ

多くのバイオ医薬品や有効成分は、一定の低温冷却による一貫した製造、輸送、保管を必要としています。要件によっては、 -80 °Cまたはそれ以下の温度を安全に保持し、モニタリングする必要があります。ヤゲオのCシリーズの白金温度センサは、機械的ならびに熱的ストレスに非常に強く、液体窒素の温度(約-200 °C)においても高い再現性があります。

ワクチン・抗がん剤の製造、輸送、保管

ヤゲオ製白金温度センサは高精度と優れた長期安定性により、広範囲の温度測定を正確かつ確実に記録することが可能です。また、生体適合性があり、生細胞と併用して使用できるため、ワクチンやがん治療などの医薬品製造機器の温度センサに最適です。

温度により有効性や保存可能期間が低下する恐れがあるワクチンや抗がん剤の製造・輸送においては、適切な低温管理によるサプライチェーンのモニタリングが重要です。特にRNAベースのワクチンには、適切な測定装置、データロガー、冷蔵庫(超低温冷凍庫)が必要になります。超低温対応可能で信頼性の高い白金温度センサは、これらの機器において重要な役割を担う、安定したコールドチェーンのモニタリングを保証します。

ヤゲオ白金温度センサの特徴:

  • 広温度域における正確な測定
  • デバイスのライフタイムにわたる高精度な測定と極めて少ないドリフト
  • 優れた機械的信頼性と耐久性
  • 大量生産対応

温度センサの応用

  • ヤゲオは、白金薄膜の技術力と知識そして数十年にわたる経験から、温度センサと別の機能との組み合わせ、例えばヒーターと組み合わせたセンサのように様々な測定ソリューションを提供しています。
  • 複数のセンサを1つのモジュールに統合したマルチセンサプラットフォーム

ヤゲオは、白金薄膜技術と相互接続技術における独自のノウハウにより高精度な製造を実現しています。ヤゲオの技術力は、お客様が求める信頼性の高い、革新的なソリューションの開発に貢献いたします。最適なソリューションのためお客様と協力し、初期段階から設計プロセス、また製造時においても継続的な技術サポートを提供いたします。