Cタイプ極低温域対応素子 (-196 °C ~ +150 °C)

超低温向けに開発されたCタイプは、セラミック巻線型測温抵抗体の理想的な温度特性と、ガラス巻線型測温抵抗体の耐振動性の両特性を持ち合わせかつ、巻線型測温抵抗体に代わる低コストな薄膜型測温抵抗体です。その特徴は、優れた長期安定性と耐温度衝撃性また超温度域を含む-196 ℃~+150 ℃の広い温度域、そしてDIN EN60751(IEC751)規格に準拠しており、ヒステリシスがない点にあります。特に、航空宇宙や化学・発電プラント、超電導技術、分析機器、そして過酷なコールドチェーンのモニタリングに応用されています。

製薬・ヘルスケア分野向けにおいてバイオ医薬品やワクチンのコールドチェーンのモニタリングおよび超低温冷凍庫保管の重要性が高まっています。Cタイプは、低温アプリケーションにおいて-80 ℃更に-196 ℃まで安全性と信頼性を確保した優れた安定性のある白金測温抵抗体です。全測定温度範囲でDIN規格公差B (F0.3)を保証しています。

テクニカルデータ

Cタイプ素子は以下になります:

  • 使用温度範囲 -196 ℃ ~ +150 ℃ (C416: -196 ℃ ~ +500 ℃)
  • 温度係数 (TCR) 3850 ppm/K
  • 極低温アプリケーションに最適